研究概要

未来医療のための新しい基礎研究領域の創始を目指す

医学と理学の連携という新しい枠組みの中で、全く新しい研究の芽を育み、未来医療のための新しい基礎研究領域の創始を目指しています。
現在は理学研究科、核物理研究センター、医学系研究科の協力のもとに、高ビーム強度、省電力のスケルトン・サイクロトロンの開発や、α線放射性核種の多量製造法と生成核種の自動分離法の開発に取り組んでいます。
さらに放射性核種をがん標的剤と結合させて放射線医薬候補を製造し、治療効果と副作用の検証を行い、α線内用療法の治験、治療に結びつけることを目指しています。

背景と課題

新治療法としてアルファ線内用療法が必要
  • 高い治療効果と副作用の低減
  • 短寿命アルファ線放射性核種を投与し体内から照射
  • 高効率ターゲティング:がん細胞だけを攻撃
  • アルファ線の短い飛程:周辺臓器への侵略がない
  • 短寿命:投与後速やかに放射能が消失
目的
  • 高効率医療用加速器の開発
  • 分離精製を含めた製造法の開発
  • 短寿命アルファ線放射性核種の迅速医薬化法

事業を実施する効果

初診時進行がんの新治療法の確立
  • 生存率の劇的な向上と安全性の向上
  • 多くの病院で外来加療が可能
新たな医療方法の国際標準化
  • 海外(特にアジア諸国)への普及
  • 新医療イノベーション
  • グローバルな教育・人材育成
阪大がアルファ線内用療法の聖地に!

アルファ線内用療法とは

短寿命核種アスタチン211Atが有望